IRIS

ドント・ウォーリー・ダーリンのIRISのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アリスは大好きな夫と素敵な家で暮らしていたがある日飛行機が墜落するのを見て助けに向かうがそこは街の誰もが知っている立入禁止区域だった。

最初車や衣服から50年代の設定の作品だったのか?と思ってしまった。
かつて男が稼ぎ女が家事をして家を守るという時代の幻影が忘れられない男達による女性への身勝手な拘束。

現実世界では医師として働くアリスは仮想現実の世界でも力強い。マーガレットの事件を不審に思い仮想現実の世界を突き進んでいく。ラストのカーチェイスは何が何でもここから出るという強い意思が感じられた。フローレンス・ピューの力強い演技が全体を引っ張っていた。

本部が現実の世界への入口で男たちは毎日そこから現実の世界に戻り現実の世界に拘束されている女性たちの生命を維持するために水を飲ませたりなんだかんだやっていたってことだったのね。

上から撮る映像や乾燥した荒野や山の景色はとても美しく好きな映像でした。あと音楽も場面場面で合っていてよかった。
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