このレビューはネタバレを含みます
北欧ホラーが好きです
なので楽しみにしてました
しかしこれは私の好きな北欧ホラーではない！
胸糞すぎた
人には絶対勧めない
胸糞も色々あるけど私は無理な胸糞
例の場面は目をそむけた
二度と見ることはない！
入場時、子供が口を開けたカードもらったけど不快すぎて捨てたくなった。
しかし、今思い返しながらレビュー書いていると、怒涛のラストに至るまでのイライラ腹立たしさ不快感を観客に抱かせた事。最悪な事しか起こらないと知らしめながら不安な気持ちのままラストまで目を離させない。その巧みな進め方全てが監督の思惑通りで素晴らしく、もしかしたらもう一度見てしまうかもと思い始めている。怖っ
以下あらすじ
暗い道を走るヘッドライトが道を照らす車の中からのカメラワーク
音楽が不協和音奏でて胸騒ぎしかしない
そんな場面から始まる
イタリア旅行先でデンマーク人家族がオランダ人家族と仲良くなり、オランダ家族がうちに遊びに来ないか？とハガキをくれる。
奥さんは乗り気でなかったのだけど
遠いが車で行けると知り、友人の勧めもあっていく事に
あーーー不幸の始まりだよ😮💨
デンマーク家族は娘が一人
オランダ家族には息子が一人
この息子、言葉が喋れない発語障害があると。口を開けたら舌がない。
生まれつきだと
おーい、もうそれやられとるやろ！
この夫婦にやられとる！
と観客はきっと皆思うわけです。
ホラー映画と知ってるし
不穏な空気でそう思うしかないわけ
オランダ夫婦のおもてなしが始まる。
料理を振舞ってくれるのはよいが
デンマーク夫人がベジタリアンだ！と言ってるのに肉を食べさせたり、次の日は子供をシッターに預けて街のお勧めレストランでオランダ料理を食べさせたいと
無理やり誘う。
レストランで酔いに任せオランダ夫婦はベッタリくっついて踊り、目のやり場に困る。デンマーク夫人はとにかく、なんだかずっと不快。
だけど、せっかくもてなしてくれてるのだからと夫は愛想笑いをしてしまう。
もしかしたらお国柄の違いかな？
と思ったかもしれない。
支払いの時、躊躇なく全部デンマーク人に支払わせるオランダ夫。
おごり、もしくは割勘かと思ったデンマーク夫もさすがに驚いたが、詫びる事もないオランダ夫にまた愛想笑いしてしまう。
デンマーク夫人が帰ってシャワーを浴びてるとオランダ夫がドアの外で歯を磨いている。
デンマーク夫婦の夜の営みを覗かれた。
それを知ってもデンマーク夫、なにも言わない。
あーーーとにかくイライラが募る💢
このイライラが思うツボで腹立たしく思いながらも目が離せないの
ふと目が覚めたら娘がいない
探しに部屋を覗くとオランダ夫婦が裸で寝てるベッドに娘が
これはさすがにデンマーク夫人、夫を叩き起し「今すぐ帰る」と車へ乗り込む
やれやれ
ようやく逃げる決心したか
よかったよかった
と終わるわけないね
娘が大事にしてるウサギのぬいぐるみがないと泣く
「仕方ない我慢しなさい」と夫人
「あれじゃなきゃ嫌だ😫」
「また新しいの買えば良い」
と納得させかけたのに、夫がさー
戻るのよ！ぬいぐるみ探しにあの家に。
夫が家に入ったらウサギ、座席の下にあった。夫人が夫を追いかけ家に。
するとオランダ夫婦が「なぜ勝手に出て行ったのだ？なぜ？」と詰め寄る。
デンマーク夫はふんわりしどろもどろ。
そごで嫁がハッキリと不快に感じた事を告げる。
「それは悪かった。そんな思いはもうさせないあと1日楽しく過ごそう」と言ったら
まぁ、そこまで言ってくれるなら。
こんな嫌な事をぶっちゃけたのに受け入れてくれるのか。
と思ったかどうかはわからないが、帰るのやめたデンマーク夫婦
あちゃー
で、この後、デンマーク夫はオランダ夫と二人でドライブ行く時、「自分は抑圧されてると感じる。もっと自由に振る舞いたいんだ！」とか泣きながら吐露してさ、心の内を打ち明けたりしちゃってるの。
オランダ夫が砂場でウオー！と叫んで発散させたりして。
あーぁ、思う壷じゃん。
最初に感じた不快感どこいった。
と見てるこちらはもう、ずーっと胸騒ぎ。
で、また不穏な空気
オランダ夫人のデンマーク娘に対する過剰な躾もどきにデンマーク夫人が注意したり、娘息子のダンス練習の時に息子に必要以上の注意をするオランダ夫に耐えられなくなったり、それでもその晩その家で寝るのよ。
しかし、夜中オランダ夫が息子を折檻してるような音や声が聞こえ、寝付けないデンマーク夫。声が止んだ時胸騒ぎして建物内外を探すと、そこに何枚もの家族の写真が！
これは何？
疑問抱きつつウロウロするとプールにオランダ息子が浮かんでた
慌ててデンマーク夫、嫁と娘を叩き起し説明もせずガソリンがほぼない車に入れ逃げようと。
時既に遅し
この後の怒涛の展開はもう胸糞しかない
目をそむけた
救いなく容赦なく終わる
観客は見ててわかってる
こうなる事を
こうなるしかないだろうと
なぜ、逃げなかったと
チャンスはあったのに
そして、命懸けでなぜ戦わないのかと
だけど、これは誰にでも起こりうる可能性ある気もする
特に断るのが苦手でつい愛想笑いしてしまう日本人は必見
あと、女が感じる不快感を馬鹿にしてはいけない。気のせいだとつい言ってしまう男性も見るべし
おまえらが差し出したのだ
オランダ夫婦は言うの
デンマーク夫婦はそんなつもりなかった。相手を不快にしては悪いなという気遣い。ただそれだけ。
しかしながら、人の領域にズカズカ入ってくる輩には断固としてNO！と言わなければえらいことになります
