このレビューはネタバレを含みます
ゴールデンウィークは個人的に響く映画がなく、退屈していたこの頃ですが今週末からやっと興味が湧く作品が増えてまいりました。
さて、5月最初は北欧ホラー。
ミッドサマーさんやらイノセンツやら拘り強めな作品の多いイメージですが、本作は旅先で仲良くなった家族に自宅に招かれたビャアン一家が陥る人怖系ホラーです。
【キャスト】
(招かれる方)
ビャアン:モルテン・ブリアン
ルイーセ:スィセル・スィーム・コク
アウネス: リバ・フォシュベリ
(招く方)
パトリック:フェジャ・ファン・フェット
カリン:カリーナ・スムルダース
アーベル: Marius Damslev (マリウス・ダムスレフ)
【ストーリー】
デンマークからイタリアに旅行に来ているビャアン一家は同じくオランダから旅行に来ていたパトリック夫妻と意気投合する。
帰国後、パトリック夫婦から招待状を受け取ったビャアン一家は次の週末に彼らを訪ねてオランダへと向かうのだが…。
【総評】
(全体感)
尺が短い割には導入たるイタリア旅行やパトリック家の描写がちと冗長だった。雰囲気を楽しむ映画と言えば聞こえはいいが、要するにパンチ不足だと言えなくもない。
(隣の席の親父は、パトリック夫妻の家に着く前に爆睡かましていた。)
(煮え切らないビャアンとルイーセ)
パトリック家に到着以降、かなりヤバめのイベントもあるのに中々帰ると踏ん切れない一家。まぁ帰ったら話が終わっちゃうので仕方ないとは思いますが、正直ウサギ取りに戻った後でそのまま居着くのは無理あるやろと思いますけどね。
全裸のパトリック達のベッドに娘寝てたんですよ。流石にあかんでしょ。設定的に無理があるかなと。
(シナリオがちと雑)
冒頭の通り、オチが一発ネタであるため物語の展開に起伏が薄かった。ありていにこちらの想定を超えるビックリイベントが不足していましたね。雰囲気ホラーとして佳作くらいの出来です。
【あとがき】
最後にコレは無いやろ的なツッコミを一つ。
あの、格安ベビーシッターは無いやろと思いますけどね。オランダの治安とか全く知らないんですが、
他国の
他人の家で
よく知らんおっさんに
年端もいかない自分の娘託して酒飲みに行きますかね普通…。