名波ジャパン10

ザ・ホエールの名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
4.0
本来、感動作。本来、涙すべき作品。エンディングで作品中の人物は皆んな泣きじゃくっていますが、観客は感情移入できずに置いてけぼりにされたままです。死に直面している肥満症の主人公、反抗期の娘、悩みを抱えた宣教師の若者。いずれも余りにナイーブで幼すぎて、もっと頑張れよという言葉しか浮かんできませんでした。ただ、特殊メイクで270kgの巨体になったブレンダン・フレイザー のアカデミー賞主演男優賞受賞の演技は観る価値ありです。