れーちゃん

ザ・ホエールのれーちゃんのレビュー・感想・評価

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
4.2
随分前に見たのに未記入だった。。
好きな人ができ、妻娘を捨てボーイフレンドのアレンと暮らしていたチャーリー。アレンが亡くなったことからストレスで暴食し、気がつけば300キロほどの巨漢になっていた。
そのせいで心不全を患い、生活もままならない。
アレンの妹で看護師のリズだけが、そんなチャーリーを支えていた。

ある時娘のエリーと向き合おうと、エリーを家に呼ぶが、エリーからはボロクソに言われてしまう。
エリーもまた、さまざまなトラブルを抱えていたのだ。

娘と真っ向から向き合うことで、自身の弱さやこれまでの過ち、そしてこれからの未来と対峙することになるチャーリー。
そこへ信仰宗教の勧誘をする若者がやってきたり、アランや自分の過去と向き合ったり、様々なことが交差していく。

子供の頃にエリーが書いた「白鯨」の感想がまさに今のチャーリーを表しており、エリーと心の底から対峙したラストこそ一筋の光であったが、その光を掴めたかどうかが重要なのではないようにも思った。

人の見た目、信じるもの、それだけで人を判断して良いのか?
とはいえ、人間内側が全てというのもキツイものがある。様々なメッセージ性が詰め込まれていて、特に宗教観に関しては実際に自分が無宗教なこともあり、理解が難しかったりもした。
れーちゃん

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