「アンカット・ダイヤモンド」を彷彿させるダメンズが主人公。
どこまでもダメ男なのになんか憎めない男と、すごい可愛いわけではないのに、なぜかめちゃくちゃ色気のある若者。キャスティングが最高。
このダメ男に関わると全ての人がダメになっていく構成で、先は読めてしまうものの彼を憎めないので面白いのだ。
あのシーンをやりたいがために作ったのだろうとさえ思えた。
「フロリダ・プロジェクト」同様、監督とカメラマンの手腕が良い。引きのショットが最高だった。
また、ドーナツ好きにはたまらない。
ドーナツを食べながら観たくなる作品だった。