ザ・ホエールのヤマニシのネタバレレビュー・内容・結末

　クジラのようにでかい図体の男をめぐる話。なんだけど、イマイチ巨体である必要性がわからんかったな。なんか死にそうであれば太っている必要もなさそうだったし、白鯨になぞらえるため（クジラである自分を殺すため）に太っている要素を入れただけか？だとすればちょっと強引で、太っているというインパクトのある要素がドラマの中で浮いているように感じた。あと、宣教師の方のエピソードだが大麻を吸ってたのと窃盗を告白したのが家族に受け入れてもらえることにどうつながるのかわからんかった。ドラマとしてはいい話ではあるんだけど、この映画で一番訴求力のある要素であろう巨体がいまいちドラマと連動しておらず、別に太っていなくても大部分が成立するよなという気持ちが湧いてしまったというのが感想。せめて彼氏が死んだのをきっかけに暴食に走るようになったとかを簡単にでも触れてもらえたら多少は必然性を感じたんだが。