このレビューはネタバレを含みます
どれだけ助けたい気持ちがあっても救えない人もいて、そこには愛の力も神の力も無力だということを突きつけられた気がした。それでもきっと人は救われる可能性を諦めきれない(だから死後は魂が浄化されるという思想が生まれたと思う)し、なんだかんだ他人を放っておけなかったり、罪を正当化したり償おうとしたり、1人になろうとしたりなれなかったり、救われることを諦めたのに意図せず救われたり、そんなことをお互いにし合いながら生きているのかな…なんて思った。
チャーリーが「自分の人生で一つでも正しいことをしたと信じたい」と話したシーンは悲しすぎて涙腺崩壊。自暴自棄になる姿なんて見てられないくらい苦しかった。ブレンダンフレイザーの演技が凄すぎて、主演男優賞を受賞されてるの流石でした…。