ビリーバーズの陽太のネタバレレビュー・内容・結末

宗教的な要素はそこまで感じず、むしろそこからかけ離れた人間そのものを描いているような作品といった印象です。無人島で原始的な生活を営むほど、しがらみが削ぎ落とされてシンプルな欲望が顕著になる、生物としての人間を強く感じました。俗世を排除しようとする信仰心とは裏腹に、性欲に溺れていくのはある意味皮肉だったのかなと思います。
胸や脚に興奮し始めるオペレーターや体臭を気にするようになる副議長がかなり生々しかったです。