よあけ

ハッチング―孵化―のよあけのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.8
北欧が作ったホラー映画ということで、ミッドサマー的な作品を期待して映画館で視聴。
結果、ミッドサマーほど奇妙で魅力的な映画ではなかったけれども、個人的に推せる北欧ホラー映画がまたひとつ追加された。

“普通”な家庭で育った少女ティンヤが森でひとつの卵を拾う。そしてこの卵の孵化を皮切りに、彼女の周囲の人々に恐ろしい出来事が降りかかるというストーリー。実は彼女は常に母親の期待を裏切るまいと行動しており抑圧された感情を抱えていて、卵から孵ったそれは、彼女のこの抑圧された感情を具現化する存在といえる。
北欧映画特有のキレイな映像に不気味な演出、何とも言えない後味の悪さは期待通りだった。

冒頭で母親とティンヤが鳥を殺すシーンがある。はじめ、このことが原因で彼女らに災難が降りかかるのかと思ったが、そうではなかった。
個人的には、ちょっと驚かす演出が多いなと思ったところと、卵がどんどん大きくなることを始めとしてところどころ現実離れしすぎてる部分があったのでそこは残念だったかな。
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