せめてあなただけでも私を幸せにしてほしかった。
この物語はこのセリフに尽きる。
北欧の作品はどんなジャンルでも物哀しくて寒くてそして全体の色合いが特徴的。
これはそこに足して音楽も哀しく美しい。
最初はホラーテイストのファンタジーかなぁくらいに見始めていたけど、クソ母となんだか悟ったような父、自分を殺しまくり母のお気に入りを演じる娘を見てるうちにこれはきっと悲劇が待ち受けているゾ みたいな。
なかなか分かりやすい構造なのでじっくりと世界に入り込めた。
毒母は何気に名演かと。
父親のほっぺが細かくプルプル震える演技も見もの。