しろ

ハッチング―孵化―のしろのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.0
予想外にB級ホラーちっくでびっくりした笑
でろでろのエイリアンみたいなのがこんなに活躍する映画だとはまったく思わなかった…笑

ただ、映像はソフィア・コッポラのヴァージンスーサイズに似た美すぎる世界。主人公の女の子、とても可愛すぎる。お人形のような彼女は、ヒラヒラのフリルのドレスも普通に美しく着こなしてしまう。
母親を中心としたロリータ趣味の中、母親の不倫相手(…の家に一緒に連れて行くとか、ひどい)はDIYが好きな爽やかガテン系で、その対比もまた引き立てる。(いい奴だったけどね、、、不倫はだめだ)

出てくる人物それぞれの悩ましさは、現代をよく表してるし、(トリ?)の鳴声はまさにそんな世界でそれぞれの心から放たれる叫び声に思えてくる。

西欧の、あの「得体の知れないもの=ドロドロのクサい体液と長い手足の恐ろしいもの」という呪い的なお約束は、そろそろなんとかならないものか。
しろ

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