このレビューはネタバレを含みます
[Story]
北欧・フィンランド。母親を喜ばせるため初めて出場する体操の大会に向けて練習に励む日々を送っていた12歳の少女・ティンヤが、ある騒動に見舞われたその日の夜に訪れた森の中で偶然見つけた奇妙な卵を持ち帰り、家族に内緒でその卵を自分のベッドで温め続けていたところ……。
[Review]
総合評価 ★★★★★★★☆☆☆ (7/10点)
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆ (6/10点)
[Memo]
内容としてはわりと教科書通りであらすじをなぞれば物語に薄さを感じてしまうのだが、やはり独特で癖になる北欧ホラーの雰囲気は馴染みが浅い分魅力的で、壁紙やインテリア、衣装などから可憐さが伺える画の中に映し出される悍ましい光景は派手さこそはないがそのギャップが面白い。下地となる設定も良くて、謎の生物による単純なホラーに終わらず家族の真の姿をあぶり出していく点も評価できる。