前作より格段に良くなってる。
作品の型みたいな物が出来上がったと思うのでシリーズ化しやすくなったのではないでしょうか。
前作が女性の参政権、今作が女性の労働問題と女性の社会への関わりを実在の人物を絡めていく作品です。
フェミニズム作品という方向性が強く出過ぎていた前作に比べて洗練されてきたと思います。
ガールズエンパワーメント作品として19世紀のロンドンを舞台にシャーロック・ホームズの妹が主人公というのは上手い設定だと思います。
特に今作のモリアーティの設定は素晴らしい。
イギリスの犯罪を一手に仕切る犯罪界のナポレオンでありながらその姿を捕らえられないモリアーティをああいう設定にするのは作品のテーマとばっちりハマっています。
役者陣もイイです。
ヘンリー・カヴィルのホームズはかっこよすぎな感じもしますが素晴らしい。
ワトソンも登場したので次作からホームズとワトソンのイチャイチャも見られますね。
ボンバーマンなヘレナ・ボナム・カーターもキュートです。
原作は未読ですが、作品テーマ的に切り裂きジャックとか出てきそうではあります。
一つ懸念はミリー・ボビー・ブラウンがゴツくというか実年齢よりも上に見えてきた様に思う事ですね。
兎にも角にも次回作も制作してくれる事を切に願います。