日本の皇室も、最近はゴシップ的な報道も無くは無いけど、もうイギリス王室の注目度の高さは全世界レベルで、憧れ、賞賛、批判を受け続けた人の70年のどこに焦点を当てるか。
公式記者会見の前後のオフの部分を収めた映像。
非常に頭の回転が速くユーモアがあり(やや辛辣)度胸のある女性というイメージ通りの感じ。
長年、在位したこともあるけれど、即位した26歳のころから当たり前みたいに備わってた、自然な威厳と溌剌とした明るさ。
ご本人はそりゃ、処理しきれないほど大変な出来事の連続かも知れないけど、無責任に言わせてもらえば天職だとしか感じない。
色々な運命の悪戯から与えられた地位だけど。
ただ、式典で出会うものすごーい沢山の人たちが全員、よそゆき顔で儀礼的なので、その人の魅力が分からないという本音。
人生のほとんどを女王という立場ですごした彼女にしかわからない寂しさ。
作品自体、国内のマーケットを意識したものなのか、王室にまつわるゴシップ(ダイアナ妃以外も)を知ってる前提でシーンが進むので、見る前、ある程度はその辺りの知識あったほうがいいのかもと思いました。
少女時代のエリザベスに寄り添う「英国王のスピーチ」のジョージ6世のなんとも大らかな温かさ。
娘が可愛くてたまらない普通の父親だけど、娘のほうはちゃんと父親の仕事と置かれた立場の重大さを見つめて理解していたのだ。
ポール・マッカートニー曰く、若い頃のエリザベスは男の子たちの憧れの的だったと。
そんな魅力的な映像も満載。