ショウジ

キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性のショウジのレビュー・感想・評価

3.4
オンライン試写会にて鑑賞。
自分の直感を信じて、数々の役者を無名からスターに押し上げたマリオン・ドハティという方のドキュメンタリー。彼女が見出した役者がアル・パチーノとかダスティン・ホフマンとかロバート・レッドフォードとかジョン・トラボルタとかロバート・デ・ニーロとか錚々たる面々なので、すごいとは思った。しかし、彼女がキャスティングした中には今回登場した人の何倍・何十倍も無名で終わって行った人がいるんだろうな…とも思った。

功績を称える映画だし、彼女自身のインタビューも入っているので仕方ないんだろうけど、ちょっと癖のある人物であったこと以外は良い側面しか描かれていなかったのでドキュメンタリーとしては物足りなかった。もっと色々な面が観たい。嫌な奴だなと思ったのはテイラー・ハックフォード監督くらいで、損な役回りを押し付けられて可哀想になと逆に思ってしまった。

伝記映画に仕立てたら面白そうと思いつつ、結局「キャスティング監督」のクレジットに関する揉め事がメインになりそうだからしない方がいいかな…
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