いぬ

カリガリ博士のいぬのレビュー・感想・評価

カリガリ博士(1920年製作の映画)
4.0
シュルレアリスムの権化的作品だ....
映像もストーリーも全て直視しているだけで気が狂いそう。
サイレント映画なのに言いたいことが全部伝わってくる不思議。場面の切り替わりが瞬きのように演出されているのが良い。摩訶不思議な世界の中を慌てふためく人間の動きがストップモーション映画のように見えて好きだった。
サーカスと夢遊病、殺人の悪夢、ダークで優美なテーマがたまらない!
ミステリーとしても良くできてる。
幻覚が幻覚を呼ぶ、終わらない悪夢の連鎖。
いぬ

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