使徒?!
ハリウッドで牧場を営むOJ(ダニエル・カルーヤ)らを襲う、謎の飛行物体との攻防を描く。
相変わらずジャンルが当てはまらない不思議な作品を撮るジョーダン・ピール監督。これもホラーなのかパニックアクションなのか、SFなのか、はたまたちょっとブラックなコメディなのか、なんとも形容し難い。いずれにしろ、一歩間違えばトンデモ作品のレッテルを貼られそうなのに、それを一級の作品に仕上げるところがすごい。
「ゲット・アウト」や「アス」のようなあからさまな黒人問題批判は影を潜めていて、そのつもりでいると何が言いたいのかちょっとわかりにくくなってるけど、より大きな人も動物も敵も味方も含めた生きるものへの敬意みたいなものを表現したかったのかな。