主人公の親はゲイカップル。青春や家族のすったもんだを通して人間関係の綾を描く。
愛情の在り方は十色なんだから愛し方だって一通りじゃない。
2人は浮気だってするし別れる選択肢だって「普通に」あることをフランクに描くのですごく見易い。婚姻関係を結ぶまでの多難もさらっと描いているのが良い。
「愛し合ってるなら別に制度的に結婚できなくてもいいんじゃん」という言葉が未だに投げかけられる日本ではこの物語のほんの導入で立ち往生したまま。
あと、主人公の友情・恋愛パートにおけるあの「3人」が尊すぎてもっと見せてほしい!状態だった。なんというかすれ違って悩んで学びながらま、そのセクシャリティ自体には絶対に傷をつけない描き方。