今まで観た韓国映画の中でいちばん好きかも！
BDSMっていう刺激的なテーマを扱っているものの、中身は韓国映画らしいストレートなラブストーリー
でもそれは決して肩透かしにはなっておらず、そういったプレイを求めるようになったきっかけやどういう要素に昂りを感じるのかを、実際に語るシーンもあれば、職場での性差別的な冷遇にフラストレーションを溜める場面などの描き込みでうまく取り込んでる為、BDSMが話題性のために雑に盛り込んだテーマにはなっておらず、キャラクターへの共感を促す仕掛けとしてうまく作用していて感心した
プレイのシーンもあるものの下品な写し方でなく、お互いの距離感が反映されたような内容、演出、演技でかなり見応えがあった。もちろん主演2人の美しさや表情にそわそわもされる◎笑
単純な野次馬根性で見始めた気持ちがぽっきり折られるでもなく、でも過剰なサービスや誇張の無い、情緒のあるとてもいい塩梅のプレイシーンになってた
パートナー契約を結んではじめてのプレイがうまくいかず、お互い別れた後に頭抱えたりしながらも試行錯誤を続ける流れに、関係性の切り口は少し特殊でも、中身はシンプルな人としての歩み寄りということが表現されていて、そこから最後まで2人の物語を楽しくノーストレスで観ることができた
特に好きなシーンはお互いがお互いのために逢瀬の準備をしているシーン
かたや料理やキャンドルを愛情あふれる表情で準備し、かたや縄やその他グッズを丁寧に丁寧に煮沸したり滑したり、、が交互に映し出されて、あまりのロマンチックさと上手い演出にまんまと高ぶってしまった
馴染みのなかった刺激的なテーマと、丁寧でじんわりした2人の距離の変化の過程が楽しめる隠れた名作🐕❤︎
