てつ

デュアルのてつのレビュー・感想・評価

デュアル(2022年製作の映画)
2.0
カレンギランを愛でたい方へ

カレンギラン主演のSFスリラー

クローン技術が発達した近未来・・・唾液だけでクローンが出来る未来のお話。

余命宣告を受けたサラは、自分のクローン・・・”ダブル”を作る事で、家族や恋人を悲しませないように手配した。
しかし、その”ダブル”が自我に目覚め、”オリジナル”のサラと”ダブル”が殺し合いをする事になる・・・

う~ん・・・素材はええねんけど、若干分かりにくいストーリー。
監督が「観て考えてね」という感じで、まあ、そういう映画もよくありますが、面白ければ観客は満足して考えるんだろうけど、面白くないからラストまで観ても「う~ん・・・」と唸ってしまう。

オープニングにはテオジェームズが友情出演的に出演。
このオープニングで”オリジナル”と”ダブル”が殺し合いして・・・というこの映画の骨組みを説明してる。

カレンギラン演じるサラが不治の病だったはずが、寛解するという強引な展開もいかがなものかと。
まあ、そうならないとこの映画は始まらないんだが。

殺し合いが決まり、トレントという格闘家にレッスンを受けるサラなんだが、あのオチならこのレッスンシーン要らなくね?と思ってしまう。
格闘レッスンは良しとしても、ダンスレッスンはカットしてもいいと思う。

あのサラの恋人の心変わりも何か軽い。
まあ、それだけサラにとっては残酷な仕打ちなんだけど。

オチも投げっぱなしというか、”オリジナル”のあの表情と口元の血、”ダブル”の涙と叫びで主人公の心境想像してね!という終わり方。
分かるねんけど、何かモヤモヤが残る映画でした。

何だかボロクソ言うてますが、カレンギランフリークの方にはオススメです。
一人二役で出ずっぱりなので。
僕はフォロワーさんの風来坊さんのレビュー読んで、早速観たフリークです。
その他の方は、わざわざアマゾンプライムビデオでレンタルしてまで観る映画ではないかも。

カレンギランに☆2つです(´▽`*)
てつ

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