このレビューはネタバレを含みます
穏やかで優しい世界
視力障害者の世界を忠実に表現してる
急に声をかけられたり触られることへの恐怖
知らないゆえの同情
「誰も見える人はいな」といちゃつくけど、ちゃんとバレてる(笑)
スヨン役のハン・ジミンの右目の動き、インス役のパク・ヒョンシクの目の反応
不安や苦悩や憤りもあるけど、晴眼者が思ってるような悲壮感はなく、自分の障害をネタにもして明るく過ごしてる
エンディングの歌も作品に合ってる
エンディング後のドヒョンと母のやり取りは涙が出る…実話ベース
ギョンアとギナムのは視覚障害者あるある
作品は見られないけど、見てもらうことはできる
“見る”物への諦め・無理感はあったけど、とらわれる必要はないんだ
写真同好会は実際のメンバーの視力障害者も参加し、作品も提供
眼振や視野はどうなんだろう?
この短さで集約されていたので、より感動できた
ゴーグルは、サムスン電子の視覚障がい者支援VRアプリスマートグラス「Relumino」
https://fansvoice.jp/2022/05/20/two-lights-ho-interview/
【単独インタビュー】『二つの光』名匠ホ・ジノ監督が切り取った“生まれて始めて愛する人の顔を見る瞬間” | Fan's Voice | ファンズボイス 2022.05.20 20:00
視覚障害者 文化教室
ソ・インス…新人(3年)、27歳、網膜色素変性、直線歩行可、ピアノ調律
アン・スヨン…片目が見えなくてもう片方はかすんで見える、7歳で見づらく、「避球王(ドッチボール) トンキ」はテレビで見てる、匂いを嗅ぐ仕事
オ・ギョンア…ベテラン、声でインスの年齢当て、10年前、少し見える
ハン・ギナム…1959年生まれ、ギョンアの夫、全盲「まさに“周りが見えない奴”だ」
ユ・ソンミ…ボランティア
チェ・ウォンジュ…ボランティア
イ・ドヒョン…色変、中学生
ドヒョン母…晴眼者
キム・ミョンウォン…1958年生まれ、色変、視神経はまだ機能、昼夜の区別可…実際の視力障害者
「視神経以外の感覚を研ぎ澄まして、撮影しましょう。美の鑑賞は見えなくてもできると実感してください」
「モネは白内障だったから作品がぼやけてる」「ほらね、モネは巨匠よ」
「もう楽譜も見えないよ」
「いまのところ少し見えた。すよさんの顔。ちょっときれいだった」「“ちょっと”?」
「インスさんは夢の中で景色が見える?」「見えるよ。どうして?」「まだ当分大丈夫ね。私は最近音だけの夢を見る」「また見えるようになったら何を見たい?」「う〜ん、「ポロロ」かな」「ねえ、金曜日に夜警を撮りに行かない?一緒に食事も」「いいよ」
「電気をつけてください」「ついてるよ」
「急に進行したね」「残された時間は?」「まだ視神経は機能してる。もう少しようすを見ましょう」
「つらくても妙な気を起こさないで強く生きるのよ。かわいそうに」
インスと待ち合わせのスヨン
すぐ近くにいるのに気づかずに電話で確認
スヨンに触れたインスが「誰ですか」とからかわれ「悪いけど帰る」
「これから必要になるか」とリボン付きのLEDライトを渡し「それから私…インスさんが好き」と告げ立ち去る
写真展
「明るくなったわね」「よく分かりますね」「声で分かる」
「ウォンジュ。スヨンさんは?」「ははは」インスの向きを変え「このまま10歩進んで」
セルフタイマーで撮った2人の写真の前にいるスヨン
後ろからゴーグルを目に当て「僕たちの写真か」
渡されたゴーグルを目に当て「見える」嬉しそうなスヨン
少し離れ胸の前で手でハートを作り「見える?」見てるけど何の反応もしないスヨン
「ダメか」アタマに手を当て「見える?」反応なく「遠すぎたか?」近づき始めるインスに「見えるわ。すべてがよく見える」
近づき手を取るインスにキスをするスヨン「誰かに見られる」身を寄せ「見える人なんかいない」ささやき「確かに」…音でバレるよ(笑)
キスを仕返したら身長差でスヨンのおでこにキス「ごめん。大丈夫?」ボランティアも含め皆注目…だよね(笑)
「早すぎないか?」
エンディング後ゴーグルを目を当て
「ドヒョン、何が見える?」「髪を結んでる。女の人で…指でハートを作ってる」声を出さずに嬉しそうなドヒョン母「知ってる人のような…。母さん?母さんなの?」「そう、母さんよ」嬉しそうな母と驚くドヒョン
「見えますか?」「この年寄りは誰?」指でハート「俺だ。見えるか?」ゴーグルを外したギョンアに「どうした」「だまされた」笑う一同
20240213 0165