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MEN 同じ顔の男たちのあのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

イミフな事だらけだったけど…離婚話がきっかけで喧嘩別れをしたまま当てつけ自殺をした旦那が、あの世とこの世の狭間みたいな場所で主人公の声を聞き付けて、たまたま居合わせた精霊的存在に憑依して、主人公と和解する話、という自分の解釈が合ってるのだとしたら、結構好きかも!
この物語の始まりとなるトンネル。
日本だと、幽霊スポットとしてはメジャーな場所だし、主人公が様々な声を出して反響させた事で“扉”が開いてしまい、旦那の霊を呼び寄せてしまったのだと考えると、その設定の巧さにゾクゾクする!
ただ、そのトンネル近くに旦那の依代となってしまう精霊的存在(以下、精霊)がいた事と、その村にいる人全てが精霊と同じ顔って事で余計に話がややこしいように見えるのだけど、自殺以降、旦那以外の全ての男の顔は、主人公にとって“へのへのもへじ”のようなものだったから、同じ顔だったのかな〜と解釈しながら見てたから、精霊が覚醒?したら、本来の?顔になっていたのを見て、確信に。
精霊からの転生?を幾度も繰り返すのだけは、見た直後は理解不能だったけど、主人公が旦那の霊と会う為の心の準備?をしてもらう為の時間稼ぎだったのかな?とも、数時間経った今なら何となく察し。
種を植え込まれるのも、最初は意味が理解出来なかったけど、今なら幻覚剤的役割とも考えられるし、実はおなかに旦那との子供が出来てて、その事を暗喩さてたのかな?とも思えたり。
主人公が最後に見せる吹っ切れた笑顔は、旦那のと事に整理がついたように見えて、見てるこっちとしても清々しい気持ちになれた!
あ