A24作品らしいビジュアルが美しいホラー。
傷ついた心身を癒そうと、自然美しい田舎のカントリーハウスで静かな時間を過ごそうとしただけなのに、次々と邪魔が入り嫌な思いをする。
ともかく村で遭遇する男たちが絶妙に生理的に気持ち悪くて癒しの時間どころではない。女性から見た男性への嫌悪感がとても上手く描かれていて、MENの3文字に悪いものが詰まってるイメージ。
男性の観客はどう思うのだろうと疑問でしたが、男性のレビューをいろいろ聞いてもヒロインと同じように嫌悪感や怖さを感じているようですね。
ラストの怒涛の恐怖展開は、映画史上的にも稀に見るスゴい表現。
ここまで来るとぽかんと見入ってしまう。
（日本のホラー漫画の実写映画をアレックス・ガーランド監督に任せたい！）
ヒロインのトラウマを繰り返ししつこく突いてきて…
ラストそこまでして言いたい一言がまただめなやつで…
タイトルが出るタイミングが潔い。
ジェシー・バックリーの自然な演技が良かった。トンデモ展開があってもバランスとれる大物感があります。
