危機的なテーマを描いているが、終始静かに淡々と落ち着いたトーンで
でも若々しさもあって心に染み入る秀作。
優秀かそうでないかの基準しかない世界(家庭)はツラい。
窮地に立たされる主人公のエリの人間らしさに惹かれる。
この作品はある仕掛けがあって途中から視点の変化がある。
そこからは冷静に観られないくらい感情が揺さぶられ涙。
香港らしい色合いや香港らしい憂鬱さ、控えめなユーモアが良い。
B級コメディー映画にひっぱりだこのイメージしかなかった鄭中基(ロナルド・チェン)が厳しすぎる父親役で性格俳優に変貌していてびっくり。
久々に彼の美しい歌声が聴きたくなって配信で聴いています。(癒されます。)