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MEN 同じ顔の男たちのaoringoのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.5
鑑賞して少し時間が経ってしまいましたがレビューしたいと思います。

この映画は、観た人が何を感じ取ったかによって評価が異なるだろうし、とくに”男女”で大きく違うのかもしれない。

主人公ハーパーと自殺した夫の関係から始まり、旅行先で出会う男たちとの関係においても、常に大きな溝がある。それは、例えば同じ日本語同士で話しているのに、なぜか核心部分がすれ違っていて議論にならないような違和感に似ている。

本作は、過剰なフェミニズムへの皮肉だとかミソジニー嫌悪だとか一部言われてるらしいですが、私は女性でもあるので、ハーパーの体験していたような”男”からの(悪意の有無にかかわらず)デリカシーのない言動に一方的に晒される気持ち悪さもこれまたじゅうぶんなほど理解しつつ…、しかし私自身がおっさんみたいな女なので映画は小難しいことに引っ張られず割と楽しめたのかもしれないw

最終的には驚きの超グロい展開をみせる本作。
個人的にはああいうの大好きなのですが、男から男が生まれるあの描写で監督が何を表現したかったのかまで私にはまったく読み取ることができんかった…

あ、あとメンズが同じ顔ってまじで最後まで気づかなかったですwww
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