【彼らが、来る。】
巧みな構図と鮮やかな色彩で映像美に定評のある『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド 監督が、A24と再びタッグを組んだ異色スリラー。CSにて。
目前で夫の自死を目撃したハーパーが、心の傷を癒すため訪れた田舎町で、不気味な訪問者の影に怯えながら、得体の知れない恐怖と対峙する様を描く。
噂に違わず意味不明な映画でしたねぇ。。
林檎というアイテムが登場する点からも、恐らくキリスト教や聖書を題材にした人物創生にまつわるメタファー？なのかな…と推察しましたが、結局あの不気味な男たちは、過去のトラウマが見せた幻想だったんでしょうか。。謎です。
とにかくラスト20分がカオス！人間マトリョーシカが、むちゃくちゃ気持ち悪くて最悪な気分になったから少し加点したけど、内容はタイトル通りというかw
1人多役を演じたロリー・キニアの怪演は見事。
パッと見では同じ顔だって分かり辛い塩梅なのが、却って不気味でしたね。良く見たら同じ顔、っていう。ハーパーの立場に立ったら怖そう。。でも一番ヤバかったのは元旦那かも；
まるで悪夢を見せられているような作品。ずっと心地悪いしハッキリ言って観る人を選びますが、刺さる人には堪らないんじゃないかと。
