このレビューはネタバレを含みます
独特な世界観で静かなホラー。だけど思い描いているようなホラーとは全く違う。
ラストは、あぁやっぱり亡くなった旦那さんに辿り着くよねっていうのは感じてたうえでも・・
メッセージ性は強いんだけど、いまいちピンとこないというか・・・
生殖を想像させるモチーフのものが多かったのは大きなヒントだなと感じた。
教会の石像はもちろん、最初のほうで庭のリンゴの木が映る、そしてハーパーが、そのリンゴをかじる辺りはアダムとイヴをイメージしているのでないかなと・・
そしてラスト20分で男が次々に妊娠して出産していく。
一番最後には妊娠中の友達が駆けつけてくれる。
生殖や性に対してのメッセージがあることは分かるけど、いまいちピンとこないので
これは自分にとっては難しかったから、いろんな人の考察見るしかない。
緑が多くて綺麗で途中まではホラー感なかったけど、途中から迫り来る恐怖
なんだろグロいっていうより不気味な気持ち悪さがある。
おじさんばかりでキモ怖
だけど、こんな映画観たことないので、ラスト20分が、めちゃくちゃ記憶に残る作品。
男の人が、身体のいろんな箇所から次々に男を産んでいくのは
衝撃すぎ!
そしてロリー・キニアの怪演は見応えある!
「同じ顔の男たち」とタイトルにあるが、時折り全然違う顔に見えてしまった。笑
それほどお芝居とメイクがハマっていたんだなと・・
1人で何役も・・全く違う人を完全に演じきっていて同一人物とは思えないほど