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リボルバー・リリーのQIのレビュー・感想・評価

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
3.7
“私、生きることにしたから!🔫🩸”

アクション女優綾瀬はるかをタップリ堪能させていただきました😊

個性的なキャラクター達

彼女の役どころは、特殊戦闘能力を持ったスパイを養成する機関で訓練を受けた伝説のアサシンでリボルバーの使い手、百合(リリー)

なんか、レッドルームで訓練を受けたナターシャ♊みたいで不死身なところも一緒w

その所作はガンアクションを含め、とにかくカッコよく美しい😍

彼女に仕えるライフルの使い手、シシド・カフカのキャラもとても魅力的で、その射撃シーンも眼福

さらにサプライズ的なシーンを含めて、古川琴音の存在感は今後の活躍を大いに期待させます

そんな女優陣の魅力だけでなく、長谷川博己をはじめとする男優陣も豪華メンバーが集結

彼らの演技も、その個性が引き出されていてとても見応えがありました

美術と衣装

とにかく美術ヘのこだわりが凄い!

セット、ロケ、そしておそらくCGもかなりあると思いますが、その時代背景を含めた様式美を実現するためのスタッフの苦労は並大抵のものではなかったはず

そして衣装

女優陣の衣装ももちろん素晴らしいですが、男優陣のスーツ系衣装も素晴らしく、ネクタイ、帽子、その他小物にいたるまで男性にとってはとても勉強になります
(軍服はよくわかりませんが…w)

意外だったのが音響の凄さ

その迫力と臨場感はまさに劇場案件

作品について

少々無理があり、都合よくお話が進むところもかなりありますが、そこはM:Iシリーズと同じくエンターテイメントとして割り切りw、さほど気にならず

ただ完全なエンタメとしてこの作品を楽しむことを許さないのが、唯一実在の人物として登場する山本五十六の存在と豊川悦司のセリフとリンクする彼の最後のセリフ

彼のその後の行動と日本が歩んだ歴史、さらに当時の震災復興と現在のコロナからの復興という時代背景も重なり、そこからは今の世界情勢と日本が進みつつある状況をイメージせざるを得ません

公開をこの時期にしたことも含め、それもこの作品の持つ意味と目的の一つのような気がします

続編

ポスクレ的なラストシーンを含め、回収されない伏線がタップリ

間違いなく続編を意識しているとは思いますが、この観客の入り具合では…

ん〜、残念😥

p.s.
賞レース🏆
東宝・松竹・東映映画賞…
もとい、日本アカデミー賞wで、東映は本作をメインに推してかなりの部門で受賞すると予想(最優秀賞は難しいけど)
某庵野作品ではチョット無理があるので😁
アッ、某キムタク作品もありましたねぇ
完全に忘れてましたw
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