見応えはある。ストーリーも動機もちゃんとしてるから違和感なく、物語に入り込める。
「売れたら孤独」と和田アキ子さんも言っていたが、プロセスに意味がなければ、どん底だろうとてっぺんに行こうと、どちらも無意味な場所になる。
釜山を舞台に、狭い土地でしのぎを奪い合うクズたちの様子は、ソウルや大都市のものとはまた違う、人柄や人間味が感じられて悪くない。
反社がホテルの経営もしているのであれば、旅行時のホテルを選ぶ際は、気をつけなければならないし、観光地の遊び場は大体そういう人たちの縄張りとなっているんだろう。
いろいろと理解したうえで、はしゃがないと痛い目にあってからでは遅い。
施設で育った別の組織に属する親友役を演じたチスンヒョンを、ずっとシンソンロクだと思って見てた。自分の中で、この2人見分けがつかない。