チョンドヨンが凄腕殺し屋かぁ…
ちょっと無理あるんじゃないかなと思って見始めたけど、すぐにその先入観は叩き切られました。二つの顔を持つシングルマザー。よいじゃない。
冒頭から関西弁のファンジョンミンを豪華に使い、目的のためには手段を選ばない仕事ぶりを見せつけるので、つかみは最高です。
殺し屋の世界、「会社」だ「作品」だと設定が面白いですが、ジョンウィックなんかもあるし、そこまで新鮮さはない。けど、大手企業に就職したがってるB級殺し屋たちがいるってのは、結構ジワります。
アクション時のカメラの構図が素晴らしかったり、はたまたワンカメで演者の動きありきの長回ししたりと、攻めてるなという印象はあった。
LGBTQも取り込んでちょっと回収しきれなそうだったりもしたけど、ラストがよかったからよいかな。多くは語らない、そんなラスト、着地には好感が持てました。