このレビューはネタバレを含みます
舞台挨拶付きのライブビューイング上映でみました。
大泉洋さんと柴崎コウさんのファンなのでお二人が夫婦役とのこと、内容が良さそうで期待して観に行きました。
キャストさんの演技、配役はとてもよかったです。
特に柴崎さんの演技がとても素敵でした。可愛らしく優しいお母さんの演技にとてもほっこりしました。本当に色々な演技が出来る方だなぁと思います。
ただ上映時間が今回の内容では時間が足りないのか、なんだか細かいところが雑なように感じました。主人公の堅以外の人物が瑠璃が生まれ変わったことについて誰も疑問を持ってない、理解するシーンがないせいか瑠璃が生まれ変わる「奇跡」が私にはどうも瑠璃の負の思いをそのまま引きずって生まれ変わって周りにも影響させている「呪い」「呪縛」にしかみえなくて、優しいBGMがなければホラー映画にもなり得るな...と思ってしまいました。
原作を読んでいないのでわかりませんが、たぶん内容拾いきれてない部分もあるんじゃないかと察してしまいます。
あとみんな瑠璃に起きた出来事を簡単に把握しすぎてて、どこでその情報を！？て気になってしょーがなかった...。(笑)
あと突然業務的に始まるベッドシーンも全然ロマンチックにはみえなくて違和感がすごかったです。
あれくらいならなくてもよかったんじゃない...？
冒頭の小山内家が揃って月を見上げるシーンや最後の梢の思いを知って電車の中静かに悲しむ堅の姿に泣きましたが、それ以外はあんまり感情移入できませんでした。
私があまりロマンチストではないせいもあるのかもしれません(笑)
でも前世の記憶がないだけで誰もが誰かの生まれ変わりというテーマは希望があって
いいなとは思います。
