おふね

TENET テネットのおふねのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレもですが多少批判的な部分も書くので注意お願いします。

クリストファー作品は正直バットマンシリーズをちゃんとみたくらいなのでそこまで詳しくないです。

とりあえず観た感想としては、難解すぎて終始よくわからんけどすごい!なんかすごい!で終わってしまったんですが(笑)パンフレットの逆行世界の解説いろんな方の解説や感想を読んでなるほど〜!と多少理解したかな?て程度です...なかなか一回観ただけではわからないので、もし時間があれば解説を踏まえてもう一度テネットチャレンジしたいです!

で、今回なんで観たかったというと主演がジョン・デヴィッド・ワシントンでして「ブラック・クランズマン」を観てさすがデンゼルの息子さん華があるな〜!すぐ好きになったんですが、今回の起用もノーランがブラック・クランズマンを観て主役に抜擢したらしいですね!とても嬉しい!
今回も素晴らしい演技だったなぁと更に今後の活躍を楽しみになるような出演でした。
またニール役のロバート・パティンソンの役所も大変良くて主人公とニールの後半につれてわかってくる美しい友情がすごくよかったです...ニールの最後の笑顔と明かされる主人公との関係性が未来の彼らはどのように出会ったのか大変気になりました。主人公との絆が深いからこその最初のダイエットコーラの話の部分がまた改めてみると身に染みそう...ニールなんて男なんだ...。

こういった男同士の友情や主人公の正義感への葛藤、正義とは悪とはというテーマは複雑な演出の中に綺麗に収められてるのがノーラン作品のイメージではあるんですが、今回の女性キャラ、キャットに関して一回のみ観て話についてけてない私でもなんかキャラが雑だなぁてというか...母親という役割に固執してるような息子しか頭にない感情とか最後のああもう待てないわ!てなってセイターを殺すシーンもなんだか他のキャラクターに比べて感情的に動いてるのが浮いてて...まぁ完全に一般人でこの事態に引き込まれるわけだし、やっと憎きセイターを殺すチャンス出来たならそりゃ感情的になるけど...ては思いますが。そ、それ人類の命もあなたの心配してた息子の命も危うくなるよ!?て私が心配になりました(笑)

最後に海に飛び込む未来から来たキャットをみた過去のキャットは浮気相手の勘違いして彼女は自由にしてて嫉妬するんだけどそれは自分自身で、その海に飛び込むキャットという演出がきっとやっとセイターから自由を手にしたキャットの姿を表してるのかなとは思うけど...ほ、ほんとにそう〜?てなんだかなぁて思っちゃって、キャットという女性像に多少熱が覚める部分もありました。

もちろんノーラン作品がすべてこうではないとは思いますが、今の時代ちょっとこれはいかがかな?女性キャラ大事にして!てわけではないけどもう少し丁寧な描き方をして欲しいなぁと今のところ思いました。
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