春陽

かがみの孤城の春陽のネタバレレビュー・内容・結末

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

結構子供っぽい話なのかと思っていたが、ちゃんとイジメの嫌らしいさが出ていて、つらさが共感しやすかった。また、味方の大人達もちゃんと向き合って守ってくれるのが本当に良かった。反面、表面だけ、無関心、クズなステレオ的な大人もいたので比較しやすい。子供が自身で逃げられる範囲は狭いから、こういう逃げ場所があると良いのだろうね。解決にはならないが、その解決策は後から考えて、それより先に逃げさせるというのが大事なのではと思った。戦える子もいれば戦えない子もいるのだから。ただ、そんな世界も無法地帯とはいかず秩序と期限は必要なのも分かる。何もないと何も起こらなしね。

俳優の声優も違和感無かったが、芦田愛菜は芦田愛菜だった。本人のキャラが立っているのだね。そして、その狼仮面の少女、お姉さんは病気になっていなければ、人にタックルをするようなキャラなのかと色々面白かった。

途中でカラクリ(年代の違いなど)が分かってしまうのは、上手く伏線回収をする為に分かりやすくしたかったからかな?原作を読んでみたくなった。
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