このレビューはネタバレを含みます
原作は数年前に既読、内容をほぼ忘れていたので新鮮に楽しめた。
ギミックの「さまざまな時代から集結した子供たち」は途中で気づいたが、「赤ずきんのオオカミ」ではなく「7匹の小ヤギのオオカミ」の謎解きは全然気づかず楽しめた。
年を重ねるということは良い意味でも悪い意味でも鈍感になるとイコールだと思っているので、こころたちの繊細さが染みた。
元々一般書籍、後年児童文庫版が発売していたので中学生に見てほしい作品だな〜と思う。
あとキャラクターの私服がちゃんと毎日変わってて良かった。
素朴な絵柄におとぎ話みたいなファンタジー要素(願いの叶う城)が揃っているけど生々しい閉塞感と10代の絶望とリアリティ、でも最後には希望があり優しい物語だった。
「いつも戦っている」が好き