このレビューはネタバレを含みます
読書にハマったきっかけになった本の映画化作品。
こころは不登校。近所に引っ越してきた萌ちゃんと仲良くなったが、恋愛脳の同級生に虐められて疎遠になる。
そんな中、自室の鏡が光って、孤城につながり、おおかみさまというどう見ても6歳ぐらいの狼のお面を被った女の子と出会う。そして、6人の中学生たちと鍵を探して1年間孤城に通う。
一人はハワイに留学中の男の子だが、それ以外は同じ中学校で不登校をしていることがわかり、三学期初日にみんなで保健室に登校するも会えない。
こころはスクールカウンセラーの喜多島先生に支えられながら現実世界を生きる。
孤城では、アキが家に帰ると義父にレイプされるので、帰りたくなくて孤城に居続けて、連帯責任でこころ以外が食べられる。こころは萌の家の絵を見て、赤ずきんではなく七匹のコヤギであることに気づき、時計の裏に鍵があることを導き出し、時計の裏に光の階段で登っていく。
時計の裏ではみんなの記憶が垣間見える。みんないじめられてたり様々だが、時代がバラバラ。鍵を使えば記憶が無くなるという話だったが、迷わず鍵を使い、アキを許してもらう。
その後、みんなで答え合わせ。一番古い時代の男の子は、ゲーム開発者になる。マサムネのゲームを作るし、そのゲームはウレシノの時代には映画化している。
最後に、ハワイから2年生に編入してきた男の子とこころが通学路で出会う。お互い記憶はありそう。また喜多島先生が旧姓で井上晶子でありアキだということがわかり、こころにがんばれ!と告げる。
とてもいい話。泣いた。