チャーリー・マクダウェルが新婚ホヤホヤ(昭和の語彙では?)の妻リリー・コリンズをヒロインに据えたスリラー映画。
ただでさえ美しいリリーが夫フィルタでますます美しく撮られていました。
富豪の別荘に空き巣に入った失業者、持ち主のテック企業創業者、その美しく若い妻の三人のただただ地味な会話劇。
闖入した第三者のお陰で、完璧な富豪夫婦の実は危うい関係性が、じわっとぬるっと露呈していく描き方が好きな感じでした。ただperfect って言うんじゃなくて、picture perfect と繰り返すところとか。
そしてテンポ緩めのコメディかと思いきや、ある瞬間から一気にお話が転調します。
成功を収める人間には少なからずサイコパス要素があるというのは、いまやよく知られる説ですが、ジェシー・プレモンスのクズいアントレプレナーぶりが非常にハマってました。