リンコロシネマ

教育と愛国のリンコロシネマのレビュー・感想・評価

教育と愛国(2022年製作の映画)
3.9
ただ「我々は洗脳されている」というような安直な切り口ではなく教科書で扱う慰安婦問題を中心とした話題を主なテーマに現行の教育が極右教育であり教科書に“強制連行”や“従軍慰安婦”という言葉を取り扱ことは歴史的事実に反する極左教育とみなされ思想教育または偏差教育とされ教科書を保守派の政治家により半ば強要という形で改訂させられた事実を関係者の証言などから説明される興味深いドキュメンタリーであった。

戦争被害ばかりではなく戦争加害を学ぶ(=知る)ことにより導き出される人道教育が非常に重要であり不可欠であると考える。

もちろん、この映画もプロパガンダであるという視点を忘れず持ち続け鑑賞していたが若松組:井浦新氏の落ち着いた口調で進行するドキュメントが説得力に満ちていた。

ちなみに私は軍国主義は嫌です。