結構好きでした
狂える世界で、打算的な奴らがお互いを潰し合う銃撃エンタメ。
ここまでドンぱちやってる日本映画久しぶりに見た気がする。
「最後に笑うのは誰だ」ってキャッチコピーはよく聞くけど、一人勝ちしたやつが最後にばっちり笑いまくってておもろかった。そして「最期」に笑うやつもいた。ラストのあのシーンはもうちょっと別の何かがあってもよかったような、
拳銃を向けられた西島さんがめちゃくちゃ絵になっててカッコいい。タイトルの出方とかも好きだった。吸い取る側と吸い取られる側の上下の権力システムに対する反抗。既存の腐った権力システムにハッとしつつ、抜け出すには力技しかないのかと思ったり。ここに出てきた奴らはお金で何とかしようとする人たち。最後に大金を得たやつが勝ち。
監督の好きを集めた洋画のパスティーシュ的な作品。演出のかっこよさとか豪華俳優陣の潰し合いは見応えあるけど、物語にもっと面白さが欲しかった。中盤やや中弛みするところがあるし、終盤の展開とか物語の着地がもっと派手で突き抜けててもよかったなーと思う。始まりに超ワクワクしただけに、それ以降がちょっと残念。洋画風銃撃クライムでありながら、日本が舞台っていうチグハグ感は少なからずあるけれど、自分は結構楽しめた。
白の目出し帽にオレンジ色のナイロンコートっていう一回見ただけで印象に残るようなビジュアルがとても良い。お洒落。
奥野瑛太の目がマジでイッてた。宮川大輔もイッてた。玉城ティナめちゃめちゃエロすぎます。
撃たれたり、刺されたりしてるのにすぐ病院行かないやつ多すぎ！
