醤油屋の弟子

シャイロックの子供たちの醤油屋の弟子のレビュー・感想・評価

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)
3.8
主人公の銀行員たちが、日々の業務に追われながらも、支店の経営危機に立ち向かっていきます。支店長の指示に従いながら、顧客への対応や融資審査、不良債権の処理など、銀行員としての仕事に奮闘する様子が描かれています。銀行という組織における人間の心理や、仕事、ノルマと倫理の間で葛藤する姿を通して、現代社会における様々な問題を問いかけているように感じました。
銀行という一見地味な題材を題材にしながら、金融業界の内部事情を丁寧に描きエンターテイメント性の高い作品に仕上げていたのは池井戸潤原作が見事だからだと思います(原作は読んでませんが・・・)。
阿部サダヲのキャラクターにより最後はなんとなくスッキリさせてくれたのが良かったです。