楽しみにしてた吉田恵輔監督最新作観てきました。いい感じの胸糞っぷりで面白かったです。
今じゃ世間に浸透した"YouTuber"へ焦点を当てた作品。現代のYouTube文化への批評と皮肉とリスペクトに溢れた凄まじい映画だった。
見返りが欲しい男と恩を仇で返す女。互いに言いたいことは分かるし片方が悪いとは思いもしなかったけどそりゃ神さまも見返りは求めるよ。
神様なんて自分を甘やかすだけの存在なんだから仮に願いが叶ってもその後に代償が降りかかってくるモノなんだから。ここでは見返りと言うか"感謝"という"態度"が欲しかっただけなんだよね。人を表面でしか見てない人ってああいう態度を取ってしまいがちな気がする。
あと若葉竜也が演じた田母神の同僚。何処にでもいる他人の悪口を伝達して自分を棚に上げる一番タチが悪い奴。本当に胸糞悪いし上辺だけで喋る感じに腹が立つ。案の定嫌われてて良かった。一番スッキリしたシーンだったかも。
価値観や環境の変化によって人は激変するんだなって、人間の醜さや悪い面が炙りでた吉田監督にしか撮れない映画だったように思えました。
