どこか古谷実感がありますね。
底辺YouTuberとおじさんの人間模様。そりゃひたむきにがんばる若いコを応援したくなるのがおじさんってもんです。相手が悪かった。
YouTuberにあまりいいイメージが、ない。といいつつも、ある程度社会的地位を確立したようにも思えるコンテンツ。SNS社会においても特に努力が必要そうな媒介で、成功している人たちはある程度線引きもできていそうだし、何よりも、ものすごい頑張っていると思います。エンターテイメントとして人から認められるってのは絶対に楽ではないので。
映像コンテンツ、特にバラエティという分野において未だにテレビが絶対的正義という風潮は残っているようにも感じます。その分規制も激しく、少しでも不快感があるようなものは弾かれてしまう。
刺激が欲しい人には物足りないので、刺激的なコンテンツを探す為にSNSの大海原へ。
いやーな時代ですね。バランスが悪い。
この映画はそのへんの不快感をうまーく映画に落としこんでる印象。デフォルメ具合もなかなか良く、メイン二人が堕ちるとこまで堕ちてく感じが非常に救いがなくて不快です。なんか恨みでもあるんでしょうかね笑
演技力半端ないんで共感できないけど、しっかり入り込めました。
でも思ってる感じと違う方向に物語が進んでったのは意外でした。少し救いがあるというか。
モラルって結局誰かが決めた物差しでしかなくて、あくまでマジョリティーの価値観でしかないとは思うのですが、そこらへんの取捨選択は絶対に間違えちゃいけないし、日々の生き方や教養で研鑽していかなければならないと再認識です。
だからこそのこの主人公2人のとった行動は絶対に不正解ではないというか、ボタンの掛け違いとはまた違うし、許せる許せないの話ではないけど、まあしょうがなのかなって思います。
「ヒメアノ~ル」、「空白」は鑑賞しました。どちらもモヤモヤしてすごいいいです。オススメです。
定期的にこういう映画を観て、自分の正義を再確認してかないと。