「前半の幸せ描写を信じるな、これは吉田恵輔の映画だぞ。（褒め言葉）」と言い聞かせながら観てた。
思ってたより狂気的な感じにならず、自分の中で揺れる感情を整理しながらも没入できてよかった。
優しさとか愛情とか、お金と違って目に見えないものだからこそ、余計に扱うのが難しい。
「誠意を見せてほしい」という気持ちも、「恩着せがましい」という気持ちも、どちらも感じたことあるからこそ、この作品はどこに着地するんだ…とドキドキしながら観れた。
終わり方については色々な意見があるみたいだけど、個人的には後味悪かったなとは全然思わなかった。
吉田恵輔作品の登場人物って、一言で「嫌な奴」って片付けられないような人間らしさ溢れる人が多くて大好き。ただし梅川は嫌い（笑）
ムロツヨシの「静」の演技良…おもしろおじさんだと思っててすみません…！
大好きな岸井ゆきのを危うく嫌いになってしまうところだった！！！すごくいい嫌な女だった。
若葉竜也いい…やはりとてもいい…『葛城事件』と『愛がなんだ。』と今作の振り幅えぐすぎる。観るたびに好きになる。出演作もっと観ます。
