齊藤工さんのファンなので、隅から隅まで絶賛のレビューを書けばいいのに、申し訳なくも書けなくて。
まずこの作品をホラーと位置づけてましたがホラー嫌いの私が最後まで観られたのでそう思えませんでした。考えた末に、サイコスリラーと思いつきました。
あと監督の優しさを感じてしまい、怖さがマイルドでした。怖くなるまでが長い💦もっと最初から突き放してホラーとは違う怖さを観たかったです。
俳優陣は皆スクリーンのアップに耐える表情が作れる方ばかりで、特に主演の窪田正孝と、窪塚洋介の兄弟役は頭に張り付くような細かい演技で、それを演出した齊藤監督はとても良かったと思います。
エンディングがショッキングですが、あの家に住んだらそうなるかもと、余韻の残る終わり方でした。
齊藤監督には、怖さを表現するよりも人間の業とか逆に優しさを描くような作品を、ぜひ観てみたいと思いました。