ジャパニーズヤンキーを見られる映画はHIGH & LOWぐらいだと思ってたんですが、まさかここで見られるなんて。完全にダークホースでした。
ハイローは最新版ヤンキーですが、「さかなのこ」は伝統的ヤンキーが見られます。80年代ぐらいのヤンキーかな?
さかなクンの自伝的作品です。
小さい頃から魚が好きで、好きなものを好きでい続けて、好きなものに関わって満足して生きるというのが話の流れです。
でもそれは中々ハードルが高いことであり、言葉では語られませんが両親の離婚など生活環境が時期を追うごとに変わっており、仕事もあまり続きません。
主人公の明るさで隠されていますが、「生きづらさ」みたいなものも描かれているなと思いました。
それでも真っ直ぐに好きなものを好きでい続けることは生きる上で大切なことだと思わされます。そして明るくいること。これが人を惹きつけます。
主人公のミー坊は側から見ると頭のネジが外れてるような人ですが、主演ののんさんが「わざとらしさ」を出さずに演じてくれたので、不自然感が無く観られました。