竜どん

ザ・シスト/凶悪性新怪物の竜どんのレビュー・感想・評価

ザ・シスト/凶悪性新怪物(2020年製作の映画)
3.0
令和のまともな映画館(イオンシネマ)でこんなの流しちゃイカンだろって位のZ級っぷりだが…そこにシビれる憧れるゥ的好事家のみ限定向け作品。

時代設定自体1961年と古いのだが、作品の作りそのものが70〜80年代ホラー黄金期っぽくと古臭くSFXもその稚拙さには笑ってしまう程。『物体X』モチーフであろう蜘蛛型クリーチャーの動きも被害者の演技でカバー、ヘドラっぽい御本尊もキグルミ感満載でヨタヨタと移動する様には緊張感の欠片もないが、逆に愛嬌があったり無かったり笑。欲を言えばもう少しヌルグチャ感が欲しかったかな。
少々狙った感はあるもののテレビ特撮以下のヘタレB級画面に心震えるホラーマニアなら観ておくべき一本☆☆☆
ラスト意外な伏線が張られていて不覚にもウマい!と思ってしまったのはチョットくやしい…
Get gone(消えろ)!

追記
昔はマッドサイエンティスト的お医者様のテンプレだった額帯鏡をガイ先生が着けているのが○。最近コレ見ないよなぁ。
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