このレビューはネタバレを含みます
序盤★2 中盤★2 終盤★1.5
毎年放送を楽しみにしている“大阪アジアン映画祭ABCテレビ賞”、今作は昨年第17回受賞作品となる。
見どころ
◯同賞第12回受賞作『七月と安生(ソウルメイト)』(★4)に似た雰囲気。
気になる点
●狙いなのも分かるが白く明るく眩しい画面…。
☆総評
抑圧する学校側、自由(多様性)を求める学生、如何にも“香港”らしい作風とも言える。
近年ウケのいい“多様性”について訴えかけているようでその実、“女性同士の恋愛”という“一面”のみを肯定しているような印象が強い“後味”がなんだか残念。
本当に良く出来た作品とは“一面を描き多面を考えさせる”ものだと思う。
自分の好きな香港映画はもっと混沌としたものなんだが、今作はあまりにも綺麗すぎたけど、これが“いまの香港映画”なんだろう…。
2023年58本目(+短編5本)