Kanila

セールス・ガールの考現学/セールス・ガールのKanilaのレビュー・感想・評価

3.3
モンゴル=草原、ゲルのイメージであった私は、都心部の暮らしぶりにびっくり!それだけで観てよかったと思わされる。
あとやっぱりロシア料理食べるんだなと。

主役サロール役の子がとても良い。終盤の天井をほじほじするシーンは微笑ましかった。
色彩もこだわっていて映像の撮り方もいわゆるオシャレ風、冒頭のバナナのところとか面白くて観てるうちにどんどん期待度が高まっていったが、孤独なカティアとサロールの絡みだけがチープなハートフルドラマみたいで安っぽさを感じたため、点数は低め。
そんな2人のやり取りの中でカティアが言っていた言葉は印象的だった。

『苦しみを知って幸せを理解する
  幸せはそれだけでは存在しない』

幸せなその瞬間を噛み締め、そう思えることが当たり前と思わず、感謝して生きていきたいとこの映画を見終えて思ったのでした。
Kanila

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