このレビューはネタバレを含みます
同じ男性を愛した男女、、というストーリー、どうせ2人がくっつくのでは?と思ったら、たしかにそういう展開にはなるものの、本作では嫌な感じがしなかった。
妻と子供を捨てベルリンに移住するとオーレンから伝えていたことなども考えると奥さんのアナトから求めてしまったのは仕方なし。
それではなぜトーマスは答えたのか?
(加えて、誰がどう見てもかなりのゲイ笑)
オーレンが触れていたものを求めていただけ?
唯一の家族であった祖母やオーレンが亡くなり、孤独に生きてきたトーマスが久々に
近しく感じられる相手だっからか。
前者もありそうだか、義兄さんから帰国を命ぜられる時の涙は、手に入れかけた温かい時間がなくなることへの哀しさからだと推測。
ハートウォーミングシーンの中では息子とクッキーを作るシーンが好きでした。
オーレンがトーマスと一緒になろうと思っていたことをアナトから告げられる場面は胸がぎゅっとなった。
涙をこらえる演技がよかった。
あと、オーレンのお母さん、流石わかってたね。
メインストーリー以外のところも見応えが。
たくさん出てくる美味しそうなスイーツ、厳格なユダヤの人の暮らしぶり(非ユダヤの人がオーブンが使えないとか、びっくり)、随所に出てくるゲイレーダーw