芋っぽい大学生の女の子がアダルトショップで働かされることになり、金持ちのオーナーとの日々を通して、心身ともに垢抜けていく物語。
アダルトグッズたちはヘルシーかつおもしろグッズとして描かれ、色味もおしゃれで卑猥さを感じさせない。バスの窓にディルドを貼り付けて帰るのは笑った
彼女は口数も少ないが、覚えもよく、いつも堂々としている。無知ゆえにあの態度なのだが、そのバランス感覚が妙に面白い。
抑圧されていた性の解放、セルフプレジャー。消費されやすい"性"ではあるが、これらがもたらすものは、自己の解放のきっかけにもなるのだと、そんな声高らかな主張が小気味よかった。